高校野球
一発逆転の夢を乗せたホームラン性のあたりを
フェンスに駆け上がって、もぎ取る。
あるいは、フラフラとあがった打球を頭から突っ込んで、
時には、ユニフォームのお尻を芝生で焦がしながら、
すんでのところで拾い上げる。
ダイビング・キャッチは守備の華である。
見事、グラブに納めたときはもちろんのこと、
たとえ及ばなかったときでも果敢にダイブを試みた選手に
観客はあたたかい拍手を贈る。
観客はなぜダイビング・キャッチに感動するのか?
チームの危機を救ったからか。あるいは、
選手個人の技術レベルの高さにだろうか。
それとも、身の危険を顧みないプレーに、観客は魅了されるのだろうか。
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いろいろな理由があるだろうが、ズバリ!
「その選手が迷いなく自分の仕事をした」からだと思う。
ダイビング・キャッチを試みた選手は
「飛んできた球が地面に着く前に捕球する」という自分の仕事を
「即行」したのである。
その打球に対して、
世界中の誰よりも早く反応し身を投げ出してアウトにしようとした。
「即行=クイックレスポンス」する人だけが
感動され信頼を得る。
これはビジネスやスポーツだけに限らず、
すべての社会領域での真実なのだろう。
高校球児の健闘を祈る!
僕もつねにダイビング・キャッチの精神で仕事に取り組もう!