スティービー・モリスという少年
アメリカの学校で理科の授業中、
実験に使っていたマウスが逃げてしまった。
女性の教師は皆に探させたが見つからない。
そこで全員を席に着かせ、こう言った。
「これだけ探して見つけることができないなら
あとはモリス君にお願いしましょう。」
途端に、
「ちょっと待って!なんでアイツが!」
という声があちこちから起こった。
教室はざわめき、生徒の一人が
「目の見えないモリス君には無理です。」
と手を挙げて言った。
実はモリス君は目が不自由なのです。
教師はみんなに言った。
「なるほど、確かにモリス君は目が不自由です。
だからみんなはモリス君には無理だと
思うかもしれません。
でも、先生は知っています。
モリス君は目は不自由でも、神様から
素晴らしい能力をもらっています。
聴力です。
それを生かせば必ずマウスを見つけてくれると
先生は信じています。
モリス君、お願いできますか?」
つづく・・・・